教員生活と家族との時間
大学卒業後、臨採として小学校の教壇に立つようになり、教員人生がスタートしました。教えることは好きだったし、子どもたちが目を輝かせている姿に触れられる仕事は、とても満足感がありました。
ただ、それ以外の雑務が多く、日々忙殺され、翌日の授業がおざなりになる日が増えていきました。次第に、教育への熱意は冷め、無難にやり過ごすことが日常になり、「自分らしく生きている」感は、段々と薄れていきました。
長男が生まれてからは、親として「我が子の成長に精一杯関わりたい」という思いが芽生えました。仕事だからと、我が子の行事に参加できない未来は絶対にイヤでした。
家族との時間を増やすために、働き方を改めようと試行錯誤をした結果、ほぼ残業しない働き方を確立できました。しかし、それでも長い拘束時間。仕事への熱意を見失ったこともあり、家族と自分のために、転職を考えるようになりました。
理想を求めて、生保業界へ
転機となったのは、念願の自宅の新築でした。資金計画を練るためにお金について勉強し、固定費の見直し方やお金の増やし方を身につけました。すると、目に見えて増えていく貯金(笑)。お金について考えることが、何より楽しくなりました。
お金は、生きていく上で、必ずついて回る問題。「これを教えて、人の役に立てないか?」 と自然と考えるようになりました。
お金のプロとして働きたい!と転職アプリで調べていくと、生命保険会社からのオファーが届きました。話を聞くと、「研修があるから未経験でも活躍できる!自由な時間で働ける!」とのこと。物凄く大変な業
界だとは聞いていましたが、その話に魅力とやりがいを感じました。三十代も後半で「挑戦するなら今しかない!」と思い立ち、生保業界に足を踏み入れることにしました。
師匠との出会い
学校と関係が深く、自分もお世話になっていたジブラルタ生命に「仲間の役に立てるぞ!」と意気込んで入社しました。しかし現実は、テレアポしたり職場に押しかけたりと、迷惑行為まがいの活動ばかり。土日も売るために使い、家族との時間も減りました。相手にも自分にもストレスのかかるやり方に、「自分らしくない・・・」と悩む日々が続きました。これではダメだと試行錯誤する中、「五十田 三洞」師匠に辿り着きました。
三洞先生は、業界最高峰の知識と経験を持たれている方で、「世の中のストレスを減らし、その分、幸せの量を増やす」という理念で活動されています。私が無料のおまけ欲しさに送った適当なメールにも、自動返信ではなく、とても真摯に返信してくださいました。「この人なら信頼できる!」と感じた瞬間でした。
それからすぐに、三洞先生のセミナーに参加するため、会場の埼玉県大宮まで出かけました。私にとって非常に高額なセミナーでしたが、そこでは「真の顧客第一」を実践するヒントを十二時間かけて学ぶことができました。会社のやり方とは全く違う方法を、先生自身の経験と深い知識、受講生たちの実績をもとに語られた内容は、まさに目からウロコでした。
その後すぐ、迷惑をかけるやり方を一新し、自分らしく働くため、現会社を退職しました。
今は、総合代理店に所属しています。ここでは、会社のやり方ではなく、自分のやり方、やりたい姿で、真に「人の役に立てる仕事」に取り組んでいます。
たくさんの方々に役立って、笑顔になってもらう。私自身も、家族との時間をたっぷりとって笑顔になる。そんな「自分らしい生き方」を、これからの人生で追い求めていきたいです。
コメントを残す